「強くなりたい」と願いながらも日々カンフー映画を見ては自分に重ね合わせ強くなった気になっているだけのうだつの上がらない青年タカキ密かに想いを寄せる映画館の受付嬢・悦子に「弱い男は嫌い」と言われ意気消沈している矢先アルバイト先の古着屋に現れた老人から「強くなりたかったらこれを着ろ」と龍の刺繍が入ったスカジャンを無理矢理売りつけられる訳も分からぬままそのスカジャンを着て帰る途中タカキは人違いでヤクザに絡まれ必死に逃げるしかし遂に追い詰められたその時スカジャンの龍の目が光り体が自分の意思に反して勝手に動き始め……弱虫タカキの壮絶な戦いが今始まる
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